7.キッチンで重曹を活用しよう。

 よく、お掃除の本などで重曹をピックアップして特集しています。私も重曹を使ってお掃除に使用したことがあります。

 思ったより、油汚れに活用できて、なおかつ手に入りやすいこともあり、家庭でのお掃除にはピッタリだと思います。

 

 重曹の特徴は、水に溶けるとアルカリ性になり、油汚れを程よく強力に分解します。単体では細かい結晶なので、研磨剤の代わりにもなります。

 酸とまぜると、化学反応で炭酸ガスを発生して発砲するので、細かい汚れを浮き上がらせる効果もあります。この場合の酸は、クエン酸がとても安全で効果的です。

 

 具体的な使い方としては、キッチン周りでベトベトになったホコリよごれに直接粉のままの重曹をふりかけ、水をスプレーするなどして雑巾でふき取るのがいちばんつかえる方法です。

 アルカリ洗剤だと、十分に洗剤を除去しないとからだに害があるとおもいますが、重曹なら、さっぱりとふき取るだけで脂分を除去し、なおかつ安全です。

 私も驚いたことですが、ホコリと油分のまじった汚れをふき取るときは、どんな洗剤よりも安全に、また強力に汚れを取り除いてくれる力を持っています。かなりお勧めです。

 

 他にも、重曹に水分を含ませペースト状にして、キッチンのシンクまわりの研磨に使用する方法があります。重曹はふつう結晶の状態で存在するので、天然のクレンザーとしてつかえるのです。

 スポンジに多めにとった重曹に水分を含ませて、シンクをみがくと驚くほどピカピカになります。もちろん、石のように固まったカルキには効果はありませんが、普段のよごれならば十分研磨してくれます。

 

 重曹とクエン酸を水分を含ませて混ぜると炭酸ガスを発生させ発砲します。この効果を利用して、細かい汚れを取り除くことが出来ます。たとえば、パパの金属製の腕時計などクエン酸と重曹を一対一の割合で水に混ぜその中に腕時計を入れると発砲作用により、細かい汚れを浮き上がらせ、重曹の消臭作用とクエン酸の除菌作用も加わって、汗まみれの腕時計から、ヘドロのような汚れが浮き出てきます。

 

 プロの業界では、クエン酸や重曹は洗剤にあらずなんて言われていますが、家庭では強い見方になってくれることでしょう。

 なんといっても、口に入っても全く問題なしというところが家庭で使用するのにもってこいだとおもいませんか?

 

 ぜひ活用してみてください。